年間数万件のお問い合わせに向き合い続ける! 建築設備メンテナンスセンターの舞台裏
24時間365日、安全安心なセブン‐イレブンの店舗。
それは私たちにとって、あまりにも当たり前の風景になっていますが、決して自然に成り立っているものではありません。
店舗が普段と変わらず安定して営業を続けられるよう、支え続けてくれるパートナーがいるのです。その一つが、NECフィールディング株式会社様と日本電気株式会社様が運営する建築設備メンテナンスセンター(以下、センター)です。
これまでに、どのような試行錯誤を重ねられてきたのか。
その歩みを伺いました。
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24時間365日、お店の「当たり前」を守り続ける
「建築設備メンテナンスセンターは、店舗で起きる“建物・設備に関するお困りごと”を最初に受け止めるコールセンターです」
そう話すのは、セブン‐イレブン・ジャパン 建築設備本部 管理部 マネジャーの鷲澤さん。
鷲澤さん
お困りごとはさまざまで、セブンカフェのマシン、フライヤー、冷蔵・冷凍などの設備トラブルを始めとして、トイレや駐車場などの問題にまで及びます。その一つひとつを解決していかなければ、24時間店舗を運営できません。その大事な役割を担っていただいているのが、建築設備メンテナンスセンターです。
店舗をサポートするため、建築設備メンテナンスセンターではオペレーター約100名体制で臨んでいます。その部隊を束ねるのが、NECフィールディング株式会社のセンター長の澤野さんです。
澤野さん
私たちの仕事は、どんなに小さなことでも一つひとつ丁寧に対応していくことです。店舗様だけでは解決できないから私たちにご連絡をいただいている。ですから、そこに大小の区別をつけたくないんです。
そんなサポートを学生時代にアルバイトとして受けていたのが、セブン‐イレブン・ジャパン 建築設備本部 管理部の伊賀崎(いがさき)さん。
伊賀崎さん
特に設備で困った時に、センターに電話をかけていたんですよね。あの時お世話になっていた電話の向こう側に関わっているのは、少し不思議な気分です。
私は今、セブン‐イレブン本部とセンターをつなぐ橋渡し役をしていて、販促情報を事前に共有して協力をお願いしたり、設備のメーカーさんをセンターに招いて、オペレーターの皆様に実機を使って研修をしていただいたりしています。
鷲澤さん
なぜ、情報を共有したり研修を行っていただいたりするかというと、発売する商品によっては、特定の設備に負荷が集中する可能性があるためです。つまり、お問い合わせ件数も増える可能性がある。事前に備えていただくための、情報連携なんですよ。
伊賀崎さん
ほとんど毎日のように連絡を取り合っていますよね、澤野さん。
澤野さん
センターにも定期的に来ていただけるので、現場の雰囲気が少しずつ変わってきましたよね。以前よりもチームとして強くなってきた気がします。
電話を取り次ぐ場所から、お困りごとを一緒に解決する場所へ
センターには24時間365日、時間や曜日を問わず、たくさんの問い合わせが寄せられます。そこでセブン‐イレブン・ジャパンと建築設備メンテナンスセンターが目指しているのが、センターの役割を「電話を取り次ぐ場所」から「店舗の困りごとを、その場でどう解決できるかを一緒に考える場所」になることです。
伊賀崎さん
そのために心がけていることの一つが、情報発信です。天候や季節などでお客様が購入されるものは変わってくるので、設備の稼働状況が変わってきます。その変化に合わせて、私たち本部で動画や写真を用意して「本部からのお知らせ」として加盟店様にご案内するようにしています。
澤野さん
日々、本当に細かく情報発信をしてくださってますよね。私たちの方では、電話の自動音声応答システム(IVR)を導入し、効率化を図っています。
センターに電話をかけると最初に自動音声が流れ、問い合わせ内容を選択したうえで、その設備の対応が得意なオペレーターにつながります。一度の電話でお困りごとを解決できるようにしているんです。
鷲澤さん
これらの取り組みが実を結び、これまで増加傾向にあったお問い合わせ件数が、2024年11月頃から減少へと転じています。我々の情報発信とコールセンターでの案内に加え、加盟店様が次に不具合が発生した時に、ご案内した内容を元に、お問い合わせをせず対応していただいているからだと思っています。
「電話を取り次ぐ場所」から「店舗の困りごとを、その場でどう解決できるかを一緒に考える場所」へと役割が変わっていると実感しています。
そして重要なのは、情報発信もIVRの導入も、センターが蓄積しているお問い合わせデータがあったからこそという点です。
伊賀崎さん
澤野さんたちはすべてのお問い合わせの内容を分析して、わかりやすくまとめてくださっているのでとても助かります。それから、現場のオペレーターの方々の声を聞くのも大切ですよね。店舗の声を最初に聞くのはオペレーターの皆さんなので、顔を合わせてお話することで初めて見えてくる問題や課題点もあると思うんです。
澤野さん
私たちにとっても、直接お話させていただくのはとても大事なことです。本部とセンターの距離が縮まったのを実感しています。ちなみに、オペレーターから「今日は伊賀崎さん来ます?」とよく聞かれますよ(笑)。
「ありがとう」が、この仕事の原動力
続いてお話を伺ったのは、建築設備メンテナンスセンターのオペレーターの秋場さんと竹下さん。お二人とも10年以上にわたって、最前線で店舗を支え続けてきました。
そんな二人がともに実感しているのは、“自分たちの視点が、より店舗に近づいてきた”ということ。
秋場さん
プライベートでセブン‐イレブンを利用することがありますが、職業柄ついつい設備を見てしまうんです。アイスケースのエラーサインが出ていないか確認したり(笑)。
竹下さん
どうしても目が行きますよね。店舗の皆さんの忙しさがわかるからこそ、どうすれば負担をかけずに伝えられるかを考えながら、言葉選びや説明に気を配るようになってきました。以前はとにかく電話の本数をこなすことに集中していましたが、今はしっかりお話を聞いて対応することを心がけています。
秋場さん
本部の皆さんとセンターの連携が深まったことも、私たちの仕事に大きな影響がありましたよね。昔はひっきりなしに電話が鳴っていましたが、件数が減ってきたことを実感しています。
それから、お問い合わせをセンターだけで解決できることも増えてきました。昔は、メーカーさんにつなぐことが多かったと思います。
澤野さん
オペレーターには、できるだけ店舗の皆さんと同じ目線に立ってもらいたいと考えています。そのために、2019年からはセンターに実際の設備を用意しました。いつでも触れますし、メーカーの方から直接研修を受ける機会を設けているので、オペレーターが自信を持って対応できる場面が増えたんですよ。お二人はどうですか?
セブンカフェのマシンを始め、店舗で使用されている設備がセンターに設置されています。
竹下さん
言われてみれば、セブンカフェのお問い合わせをいただいた時に、まさに即答・即解決できて「さすがメンテナンスセンターですね!」とお褒めいただいたことがありました。あれは、うれしかったですね。
秋場さん
ありがとうとお電話口で言っていただけることが増えたかもしれませんね。この仕事のやりがいは、直接感謝の言葉をいただくことだなって、私は思います。
お店にとって、頼りになる存在であり続けたい
この先、セブン‐イレブン・ジャパンと建築設備メンテナンスセンターはどのように店舗と向き合っていくのか。最後にお話いただきました。
伊賀崎さん
今は電話でお問い合わせいただく形が中心ですが、技術が進化していけばAIで対応がスムーズになるなど、いろいろな解決方法が出てくると思っています。メンテナンスセンターの良さを活かしながら、新しいものを積極的に取り入れ、より加盟店様のお困りごとを解決できる場所にしていけたらと思います。
澤野さん
私も同感です。私たちがずっと大切にしたいのは、店舗様にとって頼りになる存在であり続けることです。店舗様に寄り添い、困りごとを解決するのが私たちの使命であり、原点。だからこそ、人が関わることの価値はこれからも失わずにいたいと思っています。
秋場さん・竹下さん
私たちも、店舗の皆さんに寄り添うことをこれからも大切にしていきたいです。
鷲澤さん
店舗の皆さんがお客様と向き合っているのと同じように、センターのオペレーターの皆さんも、電話を通して店舗に寄り添っていただいています。そこには竹下さんや秋場さんにお話しいただいたような感謝の言葉があって、その積み重ねで、よりよい関係が築かれていきます。
これからも店舗を支える一員として、一緒に歩んでいきたいと思います。
舞台裏で、これからも店舗をサポートするために。24時間365日を守るための歩みを重ねていきます。
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