便利のその先へ。推し活も楽しめるマルチコピー機が描く、新しい日常
コンビニエンス(便利)なお店として、さまざまな商品やサービスを世に送り届けてきたセブン‐イレブン。マルチコピー機も、その中の一つです。
始めは、コピーやファクスができるものとして登場しました。それがいつしか、推し活から行政手続きまで、幅広い分野に対応する“窓口”として進化。今では、コンビニエンスという言葉を超えて、社会インフラの一端を担っている。そう言ってしまってもいいのかもしれません。
そんなマルチコピー機を、セブン‐イレブンとともに育ててきたのが、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社です。
これまでと、そしてこれからの歩みについて、二社に語っていただきました。
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日常をもっと便利に。マルチコピー機の始まり
「セブン‐イレブンに導入されているマルチコピー機は、我々メーカー主導で開発したものではなく、セブン‐イレブンさんからのご要望をお聞きしながら、当時の最新のコピー機をベースに開発を進めていったんですよ」
そう話すのは、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン株式会社 東京統括 アーケードサービス部の永谷さん。マルチコピー機のマーケティングやセールスを担当しています。
その言葉にうなずきながら、セブン‐イレブン・ジャパン マーケティング本部 デジタルサービス部の瀧川(たきかわ)さんは続けます。
「セブン‐イレブンがずっと大切にしているのは、お客様の“不便”を解消するということです。店頭にコピー機が導入されたのは1980年代のことなのですが、当時は別のメーカー様にお願いしていました。
富士ゼロックス(現 富士フイルムビジネスイノベーション)さんにお声がけしたのは、従来よりも多機能な製品を開発できるかもしれないとお聞きしたからなんです」
永谷さん
コピー機の機能は、始めは“コピー”することに限られていたのですが、その後、コピー機がファクスやプリンターなど多機能な商品へと進化していきました。その可能性に着目されたセブン‐イレブンさんからさまざまなリクエストをいただきながら、初代のマルチコピー機が完成したんです。
瀧川さん
コピー以外のサービスも提供するから、マルチコピー機なんですよね。ただ、第2世代ではデジカメプリント、第3世代からは行政証明書サービス。最近では、推し活にお使いいただける“推し文字プリント”も提供していて、マルチコピー機という言葉の枠を大きく超えていると思います(笑)。
永谷さん
こうして振り返ると、25年の進化と、その時間の長さに驚きます。精密機械であるマルチコピー機は本来、お客様の往来が激しいコンビニのような環境には向かないものなんですよ。その辺りのことは、商品企画の山下からお話させていただきますね。
コンビニという環境で、どう品質を守るのか
それまで、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社が開発してきた複合機は、オフィスへの設置を想定したもの。セブン‐イレブンに展開するからには、どんな地域・環境でも同じように動作しなければなりません。それは、同社にとって新たな挑戦でした。
同社のデバイステクノロジー事業本部 商品企画部の山下さんは、開発の苦労をこう振り返ります。
「マルチコピー機は店舗の入り口のすぐ横に設置されていることが多く、オフィス環境と異なります。この点を考慮して、耐久性を意識した設計になっています」
山下さん
そうした環境的な要因だけではなく、セブン‐イレブン様にご来店される幅広いお客様がご利用されることを配慮した設計になっています。
瀧川さん
山下さんがお話してくださった配慮はもちろんなのですが、操作性にもこだわっていただいていますよね。
山下さん
そうですね。お子様に限らず、老若男女、さまざまな方に迷わず使っていただけるように心がけています。常々思っているのが、私の家族や友人もマルチコピー機のお客様なのだということです。
新機能の追加や日々のメンテナンスなど、容易なことばかりではありませんが、近しい人たちにも触ってもらえるのは、とても誇らしいことです。
マルチコピー機の操作画面。見やすく、直感的に操作できるようにデザインされている。
幅広いお客様にさまざまな利用シーンでご利用いただきたい、そんな想いが込められたマルチコピー機はこの25年間で、さまざまな機能が追加されてきました。
お客様のご要望から生まれた、行政サービスへの対応。富士フイルムビジネスイノベーションならではの、多彩な写真のプリント機能。そして、推し活をもっと楽しむための推し文字プリント。
生活のインフラから、お客様へ“楽しみ”も届けるものへと進化してきたのです。
そしてそんな新しい楽しさを手掛けているのが、富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの土田さんと久野(くの)さんです。
楽しさを届ける。若い世代の視点が生んだ新しいプリント体験
久野さん
当社の商品の中で、セブン‐イレブンさんのマルチコピー機は数少ない、一般のお客様向けの製品なんです。そこに魅力を感じて、私も土田もこの仕事を志望しました。
私からおすすめしたい機能は、プリントした写真を友達とシェアできる“シェアプリント”です。韓国風のフレームがあったりコメントを入れることができたりと、かわいらしい写真をつくって友達と分け合うことができるんです。
久野さんの私物スマートフォンには、シェアプリントで印刷された旅の思い出が。
永谷さん
写真プリントの品質には自信を持っていましたが、そこに新しい視点を加えてくれたのが久野たち若いメンバーです。韓国風プリクラがはやっているという情報を聞きつけて、新大久保や竹下通りにリサーチしてくれて。そこからどんどん発想が広がって、シェアプリントが生まれました。
シェアプリントのほか、1枚の写真プリントにたくさんの思い出を詰め込める“シャッフルプリント”にも若い世代の意見を取り入れています。
瀧川さん
担当者だからというわけではなく、私もシェアプリントやシャッフルプリントを利用しているんですよ。カメラ屋さんで印刷するのと同じクオリティですからね。友人の誕生日には、プレゼント用に写真をよくプリントしています。
久野さん
それは素敵ですね! 私はシェアプリントで出した写真をスマートフォンの裏に入れているのですが、同じように使われている方を見たことがあって。実際に目にすると、本当にうれしくなりました。思い思いに楽しんでいただきたいです。
永谷さん
日常の中の“好き”やトレンドをうまく取り入れてくれるのは刺激になりますね。土田が担当している推し文字プリントも、私だけでは到底考えられなかったと思います。
土田さん
特にアイドルのライブでは、“推し”を応援したり、“推し”にアピールしたりするためのうちわを皆さん用意するんです。ライブの前にコンビニに寄ることもあるので、セブン‐イレブンで簡単にうちわの準備ができたら? という考えから開発しました。
土田さん
プリントして文字を切るだけで、すぐにうちわがつくれるので、当日に用意できるところも魅力だと思っています。
永谷さん
この推し文字、本当にアーティストが反応してくださるんですよ。お取引先様からライブに招待いただいた時、土田が「ピースして」という推し文字が印刷されたうちわを持っていったら、2回ピースしてもらえましたからね。驚きました(笑)。
土田さん
ちょっと目立っていたかもしれませんね(笑)。カラーバリエーションは定期的に追加していて、今は9色が揃いました。多くのアイドルグループのイメージカラーをカバーできると思います!
瀧川さん
久野さんも土田さんも、自分たちで楽しみながら使っているのがいいですよね。そんなふうに気軽にマルチコピー機に触れていただいて、ほかのサービスにも興味を持っていただけるとうれしいです。
笑顔のために。二社が描くこれから
最後に、今後のマルチコピー機にかける想いを皆さんにお伺いしました。
永谷さん
「こうでなきゃいけない」とか「これしかできない」と思ってしまうと、思考停止になってしまいます。ですから「多少リスクがあってもチャレンジしていこう」というのが、私たちとセブン‐イレブンさんとの共通認識です。小さく始めることも、大きな投資も含めて、とにかくチャレンジを続けていきたいですね。
山下さん
皆さん、どんどん無茶ぶりしていただいて大丈夫です(笑)。開発チームで受け止めて、試行錯誤しながら次のサービスや商品につなげていきます。個人的には、操作性を含めてもっと上を目指したい。これからもセブン‐イレブンを利用されるお客様のために、高品質なサービスを提供し続けていきます。
久野さん
必要な時のみならず、楽しい時にも、マルチコピー機が使えるんだよって、伝えていきたいです。だからキーワードは、笑顔ですね。笑顔を増やし、マルチコピー機を皆さんの生活にとってもっと身近なものにしていきたいです。
土田さん
推しって、アイドルを連想する方が多いかもしれないんですが、お子様やペットも“推し”なんですよね。その推し活にシェアプリントやシャッフルプリントをお使いいただけたら…そんなふうに、マルチコピー機で笑顔になれる瞬間を増やしていきたいです。
瀧川さん
皆さん、ありがとうございます。ネットプリントや行政サービスは、最初は「できるわけがない」と言われた取り組みでした。でも、その壁を乗り越えて、今では定着しています。時間と場所の制約を超えて、マルチコピー機もワンストップでお困りごとを解決できるようにしたい。これは、開発当初から引き継がれてきた想いです。
この先もプロダクト視点ではなく、お客様の笑顔を思い描きながら挑戦していきたいです。
お客様に笑顔を届けるために。その想いを胸に、この先も二社の歩みは続きます。
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