おいしい1杯に選べる楽しさを。100億杯を迎えたセブンカフェの新たな挑戦
2013年の発売以来、多くのお客様に愛されてきたセブンカフェ。累計販売数100億杯達成という大きな節目を記念し、11月1日を「セブンカフェの日(いい1杯の日)」として制定しました。
挽きたて・淹れたてのおいしさを追求し続ける中で、いま新たにセブンカフェが挑んでいるのが、その日の気分やシーンに合わせて選べる「青のセレクトブレンドコーヒー」です。開発を担当する篠崎さんに、その背景や想いを聞きました。
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「いつか生まれるニーズに応える」――未来を見据えたマシン開発
セブンカフェの構想が始まった当初のMD(商品開発担当)からバトンを受け継ぎ、ブランドを育ててきた篠崎さん。
「多くのパートナー企業様、加盟店や店舗スタッフの皆さんとともに育ててきた商品です。100億杯という数字は大きな節目ですが、私たちにとっては次の挑戦へ向かう通過点でもあります」
セブン‐イレブン・ジャパン 商品本部 MD 篠崎さん
そう振り返る篠崎さんが、セブンカフェの歩みを語るうえで欠かせないと話すのが、コーヒーマシンの存在です。
セブン‐イレブンが店内でコーヒーを提供することに初めて挑戦したのは1975年。しかし、なかなか納得のいく1杯にはたどり着けず、さまざまな方法を模索してきました。
転機は2010年ごろ。「日本人が慣れ親しんだ、プロが淹れるドリップコーヒー」という原点に立ち返り、1杯ずつ豆を挽き、1杯ずつ淹れる専用マシンを開発。2013年に「セブンカフェ」として結実するまで、初めての開発から30年にわたる挑戦の積み重ねがありました。
そして、バトンを受け取った篠崎さんたち開発チームには、ある「強い確信」がありました。
篠崎さん
2代目のマシン開発時にはまず、一つの味を最高の品質で届けることが最優先でした。とはいえ、豆の産地や挽き方によってコーヒーの味や酸味は変わりますから、人それぞれ好みの味があるはずです。
この先必ず「自分好みのコーヒーを気分に合わせて楽しみたい」というニーズが高まると確信していました。
だからこそ、将来のそんなニーズを思い浮かべながら、ブレンド抽出ができる機能も備えたマシンの設計を進めました。「青のセレクトブレンド」は、当時から秘めていたマシンのポテンシャルを活かして実現したものなんです。
当時社内では、「コーヒーのフレーバーを選べることが本当に価値になるのか」という議論もありました。それでも、いつか訪れるニーズの変化を見据えてマシンに込められた設計が、今回の進化の土台となったのです。
「自分好みに選びたい」――お客様の声から見えた楽しみ方の変化
そして2026年10月から新たにスタートした「青のセレクトブレンド」。目指したのは、その時の気分やシーンに合わせて、自分好みの味わいを選べる体験です。今回改めて、選べることに着目した背景にあるのが、「コーヒーの楽しみ方の変化」だと篠崎さんは言います。
篠崎さん
セブンカフェを長く愛飲してくださるお客様は、より濃く深い味わいを求める傾向があります。一方で調査を行うと、若い世代や新規のお客様は、産地や焙煎などを選び、「自分好みにカスタマイズして楽しむ」ことに価値を感じていることが分かりました。
さらに、コーヒーを飲むことだけでなく、「自分らしく選ぶこと」そのものが、楽しさや満足感につながっていたんです。
もっと幅広い方にコーヒーを楽しんでいただくには、選択肢が必要だと考え、今回の開発につながっていきました。
「選べる」を支えるマシンの技術と、細やかな味の追求
満を持してスタートする「青のセレクトブレンド」は、朝・昼・夕方など、その日のさまざまなシーンに合わせて楽しめるよう、3つの個性的な味わいが設計されています。
| キリマンジャロブレンド | コクと苦味 | 朝のスタートや集中したい時間に |
|---|---|---|
| コロンビアブレンド | まろやかさ | 昼食後や、ホッとひと息つきたい時に |
| グアテマラブレンド | 華やかな香りとすっきり感 | 夕方や気分をリフレッシュしたい時に |
この3つの味わいを店頭で安定して提供できる背景には、セブンカフェならではのマシン構造があります。
豆ごとに異なる抽出方法を設定し、それぞれの個性を引き出せるよう、マシンが細かな抽出をコントロール。どの味わいを選んでも、挽きたて・淹れたてのコーヒーを楽しめる仕組みを実現しました。
一方で、1ml単位・0.1秒単位の抽出コントロールが求められるため、製品化への道のりは細かな調整の連続でした。
篠崎さん
豆ごとに最適な淹れ方はまったく異なります。お湯の注ぎ方、蒸らし時間、攪拌の強さなど、豆の個性を引き出せるレシピをマシン側で精密に制御できるよう、何度もテストを重ねました。
こうして完成した「青のセレクトブレンド」。事前に行ったテスト販売では、店舗から「何度もリピートしてくれる固定客がついている」という反響も寄せられました。
「現場のスタッフも自信を持っておすすめしてくれていますし、『選べる楽しさ』には確かなニーズがあるんだと、大きな手応えを得ることができました」
篠崎さんは、そう笑顔で語ります。
100億杯は通過点。「選ぶ楽しさ」が広げるセブンカフェの未来
「いつもの白(定番ブレンド)」の安心感はそのままに、「選べる青(セレクトブレンド)」が加わり、コーヒーの楽しみ方が広がったセブンカフェ。しかし、篠崎さんにとって、累計100億杯も今回の新商品も、決してゴールではありません。
篠崎さん
セブンカフェが届けたいのは、その日の気分に寄り添い、自分らしい1杯を選ぶ楽しさも含めた、新しいコーヒー体験です。そういう意味で100億杯は一つの通過点に過ぎません。
これからも品揃えや体験価値を追求して、店頭で「今日はどれにしようかな」と選ぶワクワク感を届けていきたいですね。
今後は、店内商品のパンやスイーツなど、それぞれのコーヒーに合うフードとのペアリング提案にも力を入れていきます。
100億杯の歴史を胸に、次の1杯へ。お客様の「自分好み」に寄り添いながら、選ぶ楽しさまで届けるセブンカフェの挑戦は、これからも続いていきます。
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