
スラーピーを通して、子どもたちを見守る。『オペレーション・チル』から広がる地域の輪
誰かが自分を見守ってくれている。そう感じるだけで、どこか心が落ち着くことを、私たちは無意識に知っています。
でも、もし「誰も自分を見てくれていない」と子ども心に感じてしまったら?
最後に頼りになるのは、“おまわりさん”かもしれません。
けれど、警察と地域の信頼関係がなければ、頼りにすることも難しくなってしまいます。
北米で事業を展開する7-Eleven, Inc.では、そんな子どもを一人でも減らそうと、約30年前からある活動を続けています。
『オペレーション・チル』と名づけられたこの取り組みは、1995年にフィラデルフィアから始まり、全米にまで広がっています。
スラーピーでつながる、地域社会と子どもたち
『オペレーション・チル』の仕組みはとてもシンプルです。
近所の人の手助けをした。ヘルメットをかぶって自転車に乗った。どんなささやかなことでも、“いいこと”をした子どもたちに、地域の警察官がスモールサイズのスラーピーの無料クーポンを配布するというもの。
スラーピーは、アメリカのセブン‐イレブンを中心に販売されているフローズンドリンク。
ジュースよりも冷たく、かき氷よりもなめらか。色とりどりの見た目と炭酸の刺激が、子どもたちの心をくすぐるような、わくわくの詰まったドリンクです。

そんなスラーピーを通じて、地域の子どもや若い世代と警察官との関係をつむいでいく。
『オペレーション・チル』は、7-Eleven, Inc.がそうした流れをサポートするために始まった取り組みなのです。
小さな交流が、いつか世界を変えると信じて
「クーポンをもらった子どもたちの笑顔を見ると、本当に心が温かくなります」
そう話すのは、7-Eleven, Inc.で働く、エリック・ロビンソンさん。

「『オペレーション・チル』が地域にいい影響を与えてくれているよ、と警察官の方から知らせていただくと、本当にうれしい気持ちになります。自分が担当している活動で、地域が少しずつ良くなっていると感じられるんです」
実際に、2024年の1年間だけで、全米で1,300以上の警察機関がこの取り組みに参加。配布されたスラーピーのクーポン券は55万枚を超えました。この30年間で発行されたクーポン券は、約2,400万枚。2025年は64万枚のクーポンを配布するそうです。

クーポンを受け取った子どもたちの中には、『オペレーション・チル』がきっかけで、「自分は見守られているんだ」と感じられるようになった子もいるかもしれません。
ほんのひと時のやりとりかもしれませんが、そうした経験の積み重ねが、子どもたちの心に静かに息づいていく。
そんな未来を信じて、7-Eleven, Inc.はこれからも活動を続けていきます。

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