
留学先で見つけた、広報の新しい奥深さ! 大人の交換留学 vol.2
次の留学は私!? 赤ちゃんのいる暮らしから雑貨の世界へ
赤ちゃん本舗広報部の李さんの手元に、一通の招待状が届いたのは、いつもと変わらない朝のことでした。封を開けてみると、そこには「大人の交換留学」という文字が。
差出人は、ロフトの広報室。そして、その内容は…
「雑貨を通してサステナブルな生活を提案する展示会『LOFT GREEN PROJECT ~サステナブルビューティー&ライフ~
』に広報として参加してみませんか?」
というもの。
マタニティ・ベビー・キッズ用品の専門店から、生活雑貨の専門店の世界へ。大人の交換留学の次なる物語の始まりでした。


「大人の交換留学」とは
セブン&アイ・ホールディングスのグループ会社の仕事を体験する、グループ従業員のための
asupressoオリジナルの “留学”プログラムだよ。前回の交換留学では、セブン&アイ・ホールディングスのブランドコミュニケーション部(※取材当時)の片見さんが赤ちゃん本舗の人気イベント「ハイハイレース」に参加して、自身の仕事について考え直すきっかけになったんだって!
李さんは普段、赤ちゃんがいる暮らしをより豊かにする商品やサービス・情報を届けるために情報発信やイベント運営などに携わっています。しかし、今回の留学先であるロフトで体験するのは、初の展示会での広報業務! 展示会に招待した各メディアの対応もするのだとか!

赤ちゃん本舗 広報部 部長 李さん
同じ広報の仕事でも、李さんにとっては未体験のものばかり。この交換留学で、李さんの仕事や価値観はどのように変わっていくのでしょうか。
勝負は開場前から始まっている…リアルタイムで進行する舞台裏に密着!

会場は、ベルサール渋谷ガーデン。この日開催される「LOFT GREEN PROJECT~サステナブルビューティー&ライフ~」は、環境に優しい商品やサステナブルな雑貨が一堂に会し、また、ロフトのサステナブル活動への取り組みが紹介される注目の展示会です。招待されたメディアやインフルエンサーが訪れるので、開場前から静かな熱気に満ちていました。

めざメーポイント
「LOFT GREEN PROJECT」はロフトが環境に優しいライフスタイルを応援するための取り組みなんだ。地球環境に配慮された生活雑貨を積極的に販売しているのはもちろん、身近なこととして、雑貨を通じて環境問題に取り組みウェルビーイングな生活につながる活動を提案しているよ。合言葉は、「できることから始める。環境を考えるきっかけに。」!
李さんの先生をしてくれるのは、ロフトの広報室の皆さん。その中でも岸さんが中心となり業務を伝授していきます。

ロフト 岸さん(左)と、まだ少し緊張気味の李さん。
開場まで、あと2時間。会場の隅々まで目を配りながら、最初の業務に取り掛かります。

「私たちはリサイクルボックスの設営からやりましょう!」
そう言って岸さんが組み立て始めたのは、使用済みのペンやコスメの空き容器を回収するためのリサイクルボックス。手慣れた様子で作業を進める岸さんを見ながら、李さんも一緒にボックスを組み立てます。こうした設営業務も展示会運営に欠かせない重要な仕事の一つ。


リサイクルボックスの設営が完了! ボックスは展示会が終わった後も再利用し、出来る限り長く使えるようにしているそうです。

「普段の広報業務であまり手を動かして何かを作るということがないので新鮮で楽しかったです! 展示会の裏側ではこんな風に広報の方が動かれているんですね」
会場の方でも徐々にブースの設営が終了し、イベントの雰囲気が漂い始めます。

「LOFT GREEN PROJECT」のフォトスポット。今回出展される展示商品を一度に確認できます。
ここからが広報業務の本番。李さんは次なる業務に取り掛かります。来場される方々に正しい情報を伝えられるように、出展される商品情報のインプットが必要なのです。開場時間が迫る中、岸さんと一緒に会場を歩くことに。

今回の展示会には全86ブランドが出展。商品には、各社の想いが詰まっています。その想いや情報を正しくメディアの方々に伝えることも、広報の大事な仕事です。

「事前に調べられる情報はチェックしていますが、当日初めて現物を見る新商品もあるんです。開場前に出展されているメーカーブースを回って、直接担当の方からお話を聞いたり、商品を試してみることが大切なんですよ」

「これだけ多くのメーカーさんと一度に関わる機会が、普段ないので圧倒されましたが、どのブースもパワフルでイベントにかける想いがひしひしと伝わってきました。びっくりしたのは、岸さんがそれぞれの商品について短時間で理解されていかれたことですね…!このスピード感は勉強になりました」
開場の時間がやってきました。開場と同時に多くの招待者が入場し、会場は一気に活気に包まれます。

メディアの方の心をつかむには!? 商品の魅力を伝える心づかい

ここからが、今回のメイン業務! ウェブやテレビなど、様々なメディアの方々へのご案内です。案内といっても、ただ一緒に会場を回るだけではありません。展示会に出展されている多数のメーカーの中から、各メディアに適した商品を選定し、それぞれのブースをご紹介するのです。
今回、李さんが体験したのは2つのメディアへのご案内。1つはウェブ、もう1つは夕方に放送されるテレビのニュース番組で、番組内の特集として取り上げられる予定です。

てきぱきと動く岸さんを見ながら、ロフトの商品とメディアを繋ぐ広報業務を学んでいきます。

「ロフトの皆さんはどのブースをどのメディアに紹介するのか、先ほどのブース説明の時に決めていたそうです。これはテレビ向けだな、こちらは雑誌のライターさんが興味を持ちそうと、案内ルートも含めて組み立てられていたなんて…現場での柔軟な対応力と的確な判断力は刺激になります!」
ポイントは、そのメディアが取り上げやすいものが何かを意識すること。たとえば岸さんは、テレビメディア向けには視覚的に映える商品や、動きのあるプレゼンテーションが行われているブースを選び、ウェブメディアには記事にしやすいストーリー性のある商品を紹介しているのだとか。

ロフト広報室 プレスマネージャー 横川さん
さらに案内の際は、商品の特徴を分かりやすく説明し、ブースのメーカー担当者への引き継ぎもスムーズ。時には商品を実際に手に取ってもらうようにお声がけし、その魅力を体感してもらうなど、細やかな配慮も欠かしません。
展示会を開催して、メディアの方々を誘致するだけ…ではなく、どのように紹介すればメディアに取り上げていただけるのか。そのために最適な商品は何なのか。李さんは奥深さを感じていました。
2つのメディア対応業務を経験し、今回の交換留学も間もなく終わり。それでも李さんは熱心に会場を回ります。

女性に身近な化粧品。その空き容器のサステナブルを意識した廃棄方法について学ぶ李さん。

「社外の方に向けてこういった大規模なイベントを開催する機会がない中、多くの方と直接コミュニケーションをとりながら、商品や取り組みについて紹介するのは新鮮ですね。どのブースも勉強になりましたし、なによりワクワクしました! こういう気持ちは常に忘れずにいたいですね」
広報の新しい可能性 ! 一日の交換留学が教えてくれたこと

目まぐるしく、そして予想以上に刺激的だったロフトでの交換留学。あっという間の時間でしたが、李さんには多くの学びがありました。

「岸さんを含め、展示会に関わるみなさんが楽しんで取り組まれているのが印象的でした!また、一つの商品の魅力を世の中に紹介する際に、同じ広報でもこんなにも見る目線が違うというのは新たな発見でした。メーカー様としっかり対話して、商品を作る背景やプロセス、裏側のストーリーまで第三者に届けるのが大事なんですよね。展示会という熱気の感じられる場所で、受け手の興味に合わせた商品やサービスをメーカー様の想いを含めて紹介するという手法に、大きな学びがありました。赤ちゃん本舗の広報活動にも、取り入れられるところを取り入れたいと思います」
同じ広報という仕事でもいろいろな視点があると気付かされた、今回の交換留学。
しかし、共通しているのは、商品やお客様に寄り添い、その魅力を伝える工夫が大切ということ。この柔軟な対応力と発想力こそが、広報の醍醐味なのかもしれません。
これからも続く「大人の交換留学」。次の招待状が届くのは、あなたかも?
