スティーブ・デイカス新社長からのご挨拶｜従業員の皆さんへ、はじめまして

皆さん、こんにちは。スティーブです。

このたび、セブン＆アイ・ホールディングスの社長に就任いたしましたスティーブン・ヘイズ・デイカスです。
今後、皆さんと直接お会いしてお話しする機会も持ちたいと思っていますので、その際はどうぞ気軽に「スティーブ」と呼んでください。

私はこれまで、小売業界を中心に、さまざまな企業の経営に携わってきました。その中で何より強く感じているのは、「人がすべて」ということです。

まず、お客様に喜んでいただくためには心から相手を思いやり「謙虚」に向き合う姿勢が大切です。私たちのグループの社是にもある「信頼と誠実」の実現こそ最大の強みとなります。今後も皆さん一人ひとりが、その精神を日々実践してくださることを願っています。

また、現場の努力から生まれるイノベーションも私たちの大切な強みです。私の父は米国セブン－イレブンのフランチャイズオーナーでした。そこで私自身も店舗のレジに立った経験もあります。だからこそ、現場が日々どれほど真摯にお客様に向き合い、小さな改善や工夫を重ねているか身をもって知っています。そうした現場の努力の積み重ねや気づきが、新たな商品やサービスなどイノベーションの原点になっていると思います。

こうした強みに磨きをかけていくことこそが他社が簡単に真似できない、私たち独自のカルチャー（企業文化）となり、持続的な成長につながります。

ただし、ここからさらに成長するためには、謙虚な姿勢でありながら、積極性を発揮していく必要があります。皆さんには、自ら責任を持って決断し、迅速に行動することをお願いしたいと思います。
私自身も、皆さんがより積極的に挑戦できる環境を整え、サポートします。

目まぐるしい環境変化の中で、本来の強みをさらに強化することができる組織は、必ず成果を上げることができます。
一人ひとりの力を合わせて、明るい未来をともに築いていきましょう。